製品概要
テープスイッチとは?
テープスイッチは、電気接触子に長さと幅を持たせたものです。
長さは自由に変えることができるうえ、必要な長さに切断し、リード線を付けて端末処理をおこなえば、すぐにご使用いただけます。
4つの特徴
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1寿命が長い
接触抵抗は50mΩ以下と極めて低い数値となっています。そのため、オン・オフを繰り返しても電蝕が少なく、長期間ご使用いただけます。
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2長尺でも安心
小電流(小電力)で作動でき、長距離に敷設しても導体抵抗が少なく、安定してご利用できます。
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3耐電圧が高い
1000V AC、2分間。狭い導体間にもかかわらず、高絶縁性を保持しています(180型は除く)。
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4応答性がよい
応答性がよく、レスポンスの速さが求められるトランジスタやICドライブ回路に最適です。
原理と構造
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原理
一般的なスイッチに、長さと幅をもたせたもの。押された箇所が反転し、スナップアクションの接点となり、ON状態となります。
上部より、ビード(突起部分)を押すとスイッチはON状態となります。
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構造
上部の燐青銅板と、厚く銅メッキをおこなった下部のバネ鋼板との間にある、導体間の両端をマイラフィルムで絶縁保持し、その周囲を耐腐触性の高い特殊ビニール(塩ビ系プラスチック)で、押出成形被覆をおこないました。
必要とする任意の長さに切断し、リード線を付けて端末処理すると、防水性の高いスイッチを作ることができます。
テープスイッチの断面構造
- 黄色ビニール外装
- ナイロン繊維
- 上部絶縁材(マイラ)
- 上部電導板(燐青銅)
- 中間および下部絶縁材(マイラ)
- 下部電導板(銅メッキ鋼板)
接点は4線式にも対応
2線式は通常のスイッチですが、断線検知をおこなうフェイルセーフにも対応しています。